沖縄陸軍病院南風原壕群20号

ひろぶろぐ

2015年05月16日 13:44


ここんとこ猛烈に暑くなってきました

この先一週間の気温は30度と暑ーーい日が続いています

本格的に夏到来と言いたいのですが

そう言えば

梅雨は何処へ行ったの?

今年は空梅雨?

と言われてますが

その分、台風の多い年になりそうです。

晴れ間が続いているこの頃

店の仕入れや公園のジョギングが楽しい

しばらく天気続いてほしいな〜

昨日は

最近、南風原町にオープンした

ファーマーズマーケットくがに市場で仕入れの帰りに

いつものジョギングコースの南風原黄金森公園(陸上競技場)近くの沖縄陸軍病院南風原壕群20号へ行ってきました

よくここで仕事前に運動にきてますが

沖縄陸軍病院南風原壕群20号に行くのは実は初めて!

あるきっかけで突然行こうと思い

予約もなしで南風原文化センターへ




競技場の駐車場すぐそばの道を数百メートル進むと文化センターがあります





戦争遺跡「沖縄陸軍病院南風原壕群20号」

沖縄戦当時の壕内の臭いを再現した臭気を現在一般公開してます!

視覚、聴覚に加え、嗅覚による追体験で戦争の記憶の継承に取り組んでるそうです

当時の陸軍病院壕内の状況を記した手記や証言には「壕内は死臭で…」「鼻を突く悪臭に吐き気をもよおし…」などの様子が語られており、血やうみ、排せつ物などが混じった強烈な臭いだったと言われてます

そこで、香りのデザイン研究所(埼玉県)に委託し調査を開始しました

話を聞くと、人体や環境に影響のない7種類の香料を使用し、クレゾール液をはじめ、ふん尿や動物性の臭いの香料を混ぜ合わせた。当時の壕内の臭いを記憶する元ひめゆり学徒隊や戦争体験者5人に協力を得て成分を調整したそうです

「臭いも大切な証言の一つ。戦時中の病院は不衛生な状態だったと感じ取ってもらい、命を学ぶきっかけにしてほしい」と言ってました

壕内に入る前にガイドさんからご丁寧に説明を受けます




爆弾の破片を実際に手に持つと予想以上にズッシリとした鉛の重さ




実際にこんな重いものが熱をもって飛んできたわけです

そして、暗闇、静寂の追体験に加える形で希望者に臭いを嗅いでもらう




70年前の沖縄戦で数多くの負傷者がかつぎこまれ、「ひめゆり学徒」たちも看護にあたった、沖縄県南風原(はえばる)町の丘陵に掘られた壕(ごう)内の病院のにおいが再現されたこの成分




汗や血、汚物などが混ざった強烈なにおいだ。壕を管理する同町立南風原文化センターが「戦争の悲惨さを、より確かに伝えたい」と、当時、壕にいた人たちの証言をもとにつくったらしいです

なんとも表現できない臭いでした

壕の中は懐中電灯を消すと数センチ前も見えないほど真っ暗です

70年前、この暑い時期にこの場所でといろんな想像をしました

ガイドさんから当時の状況を説明いただき

いろいろ考えさせられた




あらためて平和な時代に感謝し幸せです

大人になってこそ平和学習も大切だと感じた日




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